「WESECOND」、大宮WEのSECONDと銘打った我が城は、二層と小さいとはいえ、飲食物販30店舗もあっただろうか、スーパーストア「サミット」も出店した“ファッションビル”の経営はまったく門外漢だった。
ショッピングセンター協会の通信教育を取って勉強した。
大宮WE(現ルミネ)M社長が兼務で週に一度来てくれて言ったことは「地域一番店になること。そのためには、二重価格とハミダシの禁止を根気よく徹底せよ」。
バーゲンセール以外のときに、テナントが勝手にセール価格(二重価格)で売り出すと、肝心のセールの売り上げが上がらないうえに、ビルの品格と信用が落ちる。
賃料の対象となっているテナントの店舗の境界をこえてワゴンを出したりするのを認めると、ビル全体が雑然として、これも品格を落とす。
ひとつの店を見逃すと、次々にハミダシてくる。
なるほど、それなら何も知らない私にもできる。
それから毎日、ひまさえあればビルの中を歩いて、二重価格とハミダシのチエックをした。
始めは、それを注意するのがなんとなくキマリが悪いような気もしたが、できるだけ明るく軽い調子で「おやおや、これはダメですよ」というと、店長たちも承知の上でやっているから、軽い調子で「あ、すんませ~ん」とひっこめる。
店によっては、毎日毎日くりかえす。
注意を受けてひっこめても、すぐにまた出す。「ほら、みつけた」「すんません」まるで子供の鬼ごっこだった。
デパート、大宮や横浜のルミネ、原宿などのファッションビル、、ひまさえあれば見に行った。
なるほど、ハミダシや二重価格は、美しくない。
営業部のOBの部下たちは、これを嫌がった。
営業部だけでなく、経理部や保安の人たちにも店を歩くときは注意してくれと頼んだ。
真面目に「取り締まる」ような言い方をする人がいて、それは店のスタッフの気分を害してしまう。
安全第一、規律第一の国鉄マンたちには、そのあたりの呼吸が難しいようだった。
開店前に必ず、「おはよう」と声をかけながらすべての店舗を回る。
軽い冗談もいうようになる。
ビル側に対する不平やお願いも言ってくれる。
開店のときは、玄関の前で丁寧にお辞儀をして来客を迎える。
日中も、なんども回って、売り上げのことなどを語り合う。
閉店時にもまわって、玄関で送り出す。
特別のことのない限り、飽きることなく、それを繰り返した。
実際、飽きることはないのだ。
何かしら、楽しいことや問題を発見することができた。
必ず現場をまわって確かめる。
それが、その後も私の基本原則になった。
ショッピングセンター協会の通信教育を取って勉強した。
大宮WE(現ルミネ)M社長が兼務で週に一度来てくれて言ったことは「地域一番店になること。そのためには、二重価格とハミダシの禁止を根気よく徹底せよ」。
バーゲンセール以外のときに、テナントが勝手にセール価格(二重価格)で売り出すと、肝心のセールの売り上げが上がらないうえに、ビルの品格と信用が落ちる。
賃料の対象となっているテナントの店舗の境界をこえてワゴンを出したりするのを認めると、ビル全体が雑然として、これも品格を落とす。
ひとつの店を見逃すと、次々にハミダシてくる。
なるほど、それなら何も知らない私にもできる。
それから毎日、ひまさえあればビルの中を歩いて、二重価格とハミダシのチエックをした。
始めは、それを注意するのがなんとなくキマリが悪いような気もしたが、できるだけ明るく軽い調子で「おやおや、これはダメですよ」というと、店長たちも承知の上でやっているから、軽い調子で「あ、すんませ~ん」とひっこめる。
店によっては、毎日毎日くりかえす。
注意を受けてひっこめても、すぐにまた出す。「ほら、みつけた」「すんません」まるで子供の鬼ごっこだった。
デパート、大宮や横浜のルミネ、原宿などのファッションビル、、ひまさえあれば見に行った。
なるほど、ハミダシや二重価格は、美しくない。
営業部のOBの部下たちは、これを嫌がった。
営業部だけでなく、経理部や保安の人たちにも店を歩くときは注意してくれと頼んだ。
真面目に「取り締まる」ような言い方をする人がいて、それは店のスタッフの気分を害してしまう。
安全第一、規律第一の国鉄マンたちには、そのあたりの呼吸が難しいようだった。
開店前に必ず、「おはよう」と声をかけながらすべての店舗を回る。
軽い冗談もいうようになる。
ビル側に対する不平やお願いも言ってくれる。
開店のときは、玄関の前で丁寧にお辞儀をして来客を迎える。
日中も、なんども回って、売り上げのことなどを語り合う。
閉店時にもまわって、玄関で送り出す。
特別のことのない限り、飽きることなく、それを繰り返した。
実際、飽きることはないのだ。
何かしら、楽しいことや問題を発見することができた。
必ず現場をまわって確かめる。
それが、その後も私の基本原則になった。